上馬塲和夫先生が語る「ピンピンきらり」と温故創新医療

8月 12, 2026
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JANSA EDUCATION / MEDIA

「ピンピンコロリ」から
「ピンピンきらり」へ

JANSA顧問で医師・医学博士の上馬塲和夫先生が、VitaComi Podcast #042に出演。統合医療、温故創新医療、自然治癒力、そして長く生きることの先にあるウェルビーイングについて語った第1回の内容を、教育コンテンツとして読み解きます。

JANSA顧問・医師・医学博士 上馬塲和夫先生

PROFILE

上馬塲 和夫 先生

JANSA顧問・医事監修/医師・医学博士。長年にわたり、西洋医学とアーユルヴェーダをはじめとする伝承医学の双方を研究し、心身を全体として捉える医療とウェルビーイングを発信しています。

発見 01統合医療は、治療法をただ足し合わせることではなく、「その人全体」を見る視点から始まる。
発見 02温故創新とは、古い知恵を懐かしむことではなく、現代に役立つ形へ問い直し、創り直すこと。
発見 03長寿の目標は、年数だけではない。生きている時間に好奇心や役割、つながりが輝いていること。

統合医療は、「特別な医療」ではない

上馬塲先生が最初に示すのは、統合医療を新しい流行としてではなく、「本来の医療のあり方」として捉える視点です。現代の西洋医学は、診断、救急、手術、薬物治療などに不可欠な力を持っています。一方、人の健康は検査値や病名だけで完結せず、睡眠、食事、環境、人間関係、心の動き、生きがいとも結びついています。

統合するとは、西洋医学を否定して別の方法に置き換えることではありません。それぞれの長所と限界を理解し、必要な医療を土台にしながら、目の前の人を身体・心・暮らしのつながりの中で見ること。ここに、統合医療の出発点があります。

「温故知新」から、さらに一歩進んだ「温故創新」へ

放送で印象的なのが、「温故創新医療」という言葉です。古くから伝わる知恵は、古いという理由だけで価値があるわけではなく、現代にそのまま当てはめればよいものでもありません。いまの科学、生活環境、価値観と照らし合わせ、何を残し、何を検証し、どう更新するのか。その創造的な往復によって、初めて現在の私たちに役立つ知恵になります。

つまり、温故創新は「昔へ戻る」考え方ではありません。医療は何のためにあるのか、健康とは何かという根本を訪ねながら、これからの実践をつくる姿勢です。

「幸福で有益な長寿を、
ピンピンきらりと生きる」上馬塲和夫先生のお話より

「ピンピンきらり」が示す、新しい長寿観

これまで元気な長寿の合言葉として親しまれてきた「ピンピンコロリ」。上馬塲先生は、そこからさらに「ピンピンきらり」へと視点を進めます。最期まで自立していることだけでなく、生きている一日一日に、その人らしい光があることを大切にする表現です。

“きらり”は、特別な成果や若さだけを意味しません。誰かと笑うこと、学び続けること、自分の経験を次の世代へ渡すこと、社会との接点を持つこと。健康を「病気がない状態」に限定せず、意味や関係性まで含めて考えると、長寿の質を測る物差しそのものが変わってきます。

自然治癒力を、魔法の言葉にしない

人の身体には、傷を修復し、疲れから回復し、変化に適応しようとする働きがあります。しかし、それは「何もしなくても何でも治る」という意味ではありません。必要な診断や治療を受けることと、休息、栄養、運動、安心できる環境によって回復を支えることは、対立するものではなく補い合うものです。

自分の内側の力に目を向けることは、治療を遠ざけるためではなく、医療を受ける自分自身も健康づくりの主体であると気づくこと。その理解があるからこそ、統合医療は現実的で安全な実践になります。

JANSAが「体験」と「教育」をつなぐ理由

知識として理解しただけでは、自分の心身の状態に気づけないことがあります。JANSAは、医療・ウェルネス・美容・文化・コミュニケーションの専門家と連携し、学びと体験を往復できる場づくりを進めています。

ネオシロダーラ Op.1も、その文脈にあるマインドフルネス・トリートメント体験の一つです。病気の診断や治療を置き換えるものではなく、専門家の監修のもとで、休息や自己観察のきっかけをつくること。上馬塲先生の語る「人を全体として見る視点」は、JANSAの教育・体験コンテンツを考えるうえで大切な基盤になっています。

この記事から持ち帰りたい、3つの問い

  1. 健康を「病気がないこと」だけで測っていないだろうか。
  2. いまの自分の回復力を支えている、休息・食事・関係性は何だろうか。
  3. 長く生きることに加えて、これから何を“きらり”と輝かせたいだろうか。

LISTEN / PROGRAM INFO

VitaComi Podcast #042

「ピンピンコロリ」から「ピンピンきらりライフ」の時代へ?
アーユルヴェーダ医学研究の第一人者 上馬塲和夫先生が語る“温故創新医療”とウェルビーイング

さくらFM 78.7MHz:2026年8月5日・12日・19日・26日(水)21:30(全4回)

番組公式ページを見る / VitaComi Podcast

本記事は、番組の第1回放送内容を教育目的で要約・編集したものです。全文書き起こしではありません。また、診断・治療を目的とするものではありません。体調や治療については、医師などの医療専門職へご相談ください。


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